要約

結論から言って、前回の「ベーシック・インカム(キリッ」よりは面白くなかった。
これは、民主主義という言葉が非常に曖昧で、なおかつ身近であるからだと思われる。
切り口が色々ありすぎるのだ。だから、「代議制の拡張可能性について」という現在のテクノロジーでできる、新しい民主主義のカタチを論じたかったのだと思われるが、どうも具体的な方向に論点が向いがちで、抽象的な方向にはあまり進まなかった。
ただ、そこからでも面白い議論が無かった訳ではないし、そうした方向に向かった方が現実的ではある。
しかし、である。そんなことは国会かなにかでやればよろしく、「ニコ生」ではもっと違った方向性があったのではないのであろうか。
とはいえ、様々な議論の種は出たので、今後もニコ生があったら観るのだろうし、期待はしている。
個人的には、一般視聴者は置いてけぼりになってしまうが、もうガチの政治哲学バトルとかでもいいんじゃないのか、と思ったりしている。


ここから先に内容についての感想を書いていこうと思うが、前半・中半・後半の分け方は完全に今回の議論の時間軸通りではない。
また、「もっと面白い論点があったじゃないか」などの言葉があるかもしれないが、流石に全部の論点を書く訳にはいかないので、そういう人は是非記事を書いて欲しいと思う。