輪るピングドラム 第3話

彼に華麗なるカレーを食べさせようとする苹果ちゃんの運命の話。
まず一言。クリスタルワールドをイリュージョンだと考えるのは無理があるのでは。
ストーリーは、苹果の家族事情や多蕗に能登ボイスな女が居ることがわかったりと、苹果メインの話が続く。
今回は「苹果のガラスの仮面風なショックの受け方」や「陽毬のデコ光り」といったようにやけにコミカルな演出が目立った。
ペンギン達も本編とは全く関係無く独自で動いていて、相変わらず面白い。
しかし、ストーリー的には「苹果のミッション」とは何かだとか、まさかの苹果と陽毬のお友達化といったように、着実に経るべき段階を踏んでいる感じ。
あの日記は、読む限り「子ども時代に書かれた日記」にしかみえないのだが、そこに書かれてある「運命」を実行する…っていうのはどういうことなのだろう。
日記帳が「ピングドラム」なのかどうかということも、まだ確定している訳ではないし。
このようにキャッチーな部分で楽しませておいて、やることはしっかりやる、という姿勢は本当に凄い。


電車内のカレー臭と加齢臭をかけた広告に笑った。アレ、毎回変わるのかな。毎回電車内の描写があるみたいだし。
「ペンギン」と「地下鉄」の類似点を考えると、「並んで地下に入る」ということと、「地下では地上より早く動きまわる」ということがあると思う。
ペンギンが海に飛び込むとき、整列して飛び込む訳だけど、それは少し人間のラッシュ時の整列と似ているのではないだろうか。

ペンギンと人間は空を飛べないが、別の方法で地下が自由に動きまわれる。そこにも似ている点がある。
……まぁだからなんだと言われたら、まだ分からないのだが。
「ペンギン」と「地下鉄」を結びつけているアイディアってなんなのだろうなぁ……。