感動の最終回。 しかし、やはりというべきか、直接的に「答え」は言わないような、そんな「もやもや」が残る最終回であった。 いや、ある意味では物凄く「判りやすい」話だ。 この物語は「愛」の話なのだ。「愛」ほど普遍的なテーマは無いだろう。 「愛」を…

とうとう「列車」に乗り込んだ2人。 「電車」とは「箱」のアナロジーであり、「運命」や「世界」のアナロジーでもあるようだ。ラスボスである眞悧は、いわゆる虚無系のラスボス。自らを「呪い」と言っているだけあって、世界を滅ぼそうとしている理由も、全…

陽毬と真砂子の最期？ 今回はダブルH、ゆりの元恋人と、やけに懐かしい人物が出ていて、ちょっと嬉しかった。 本編は、黒化が止まらない冠葉が暴走して結果的に陽毬と真砂子を窮地に追い込む話。 テロをしている冠葉の様子が、リモコンで爆弾を操作するので…

「家族ごっこ」の終焉。 高倉家を狙う記者、殴りあう晶馬と冠葉、既に死んでいた両親……様々なドラマチックな展開を迎えて、いよいよクライマックスに向けてどんどん盛り上がっていく。 情けなさすぎる「王子さま」晶馬と、ボスらしく風格をつけていく冠葉。…

陽毬と晶馬の過去話。 日常シーンを挟みつつ、意味深な「回想シーン」と「会話パート」で物語が構成されている。 特に陽毬と眞悧との会話シーンは雰囲気があった。陽毬の語る「空っぽになっちゃう」という言葉や、「求められてばっかり」という態度を指摘す…

絵コンテ・演出・作監（共同）・一人原画：後藤圭二で、陽毬回。 陽毬の退院や、陽毬VS真砂子、陽毬の過去と、陽毬関連のイベントが多かった回。 冒頭で冠葉が両親と定期的に連絡しあっていたことが判明。「冠葉はどうやって大金を調達しているのか」という…

多蕗さんの過去と、人質にされた陽毬を救出する話。絵コンテ・演出：山内重保。 多蕗さんの手の傷は、母に嫌われないようにするためのものだった。「才能を愛する」母親と、「自分よりも才能がある」弟に囲まれた子ども時代の多蕗さん。しかも弟とは父親が違…

たこ焼き戦略をしていたら多蕗さんも参戦してきた。 未だによくわからない「ピングドラム」の正体や、冠葉の隠している事、日記帳を巡る「ゆりと真砂子」という「年増と生娘」のバトル等々、複数の伏線があって全貌がよくわからない中、多蕗さんが高倉家に復…

「早くすり潰さないと……」な真砂子回。 「チャイナマネーにやられチャイナ！！」とか、「脱いだら凄い盗撮女に対する生存戦略」とか、基本的にギャグテイストな話。 真砂子が祖父を殺そうとする姿もかなりコメディチックで、やってることは殺人なのにやけに…

苹果ちゃんの貞操のピンチ……と思いきや、ゆりの過去話と桃果登場回。OPも変更してた。 新OPは、BANKがあるけれども新規カットもあり印象は結構違う。しかし「少年よ我に変えれ」って……。変わるまで微妙にタイムラグがあったのは、今まで完成していなかったか…

ゆりが本性を表して苹果の貞操の危機。 今更晶馬にぶりっ子アタックしても、もう遅いと思わざるを得ないが、ヤンデレストーカーではなく恋する乙女状態となった苹果は可愛かった。 その後のゆりとの女二人旅も、表面上は穏やかな感じとなっていたのだが、絶…

両親不在の理由と、眞悧の生存戦略。 どうやら高倉家の親は未だに逃走中みたい。おそらく生存しているだろうし、再登場も考えられるのかな。 眞悧の変な薬で生き返った陽毬。相変わらず冠葉のバックグラウンドは見えないが、とにかく男らしいかっこ良さは伝…

折り返し地点の12話で、色々伏線回収しまくり張りまくり。 前回の想像通り、「あの事件」とは地下鉄サリン事件だった模様。駅名といい、狂信者が起こした犯行っぽくみせているところといい、時間帯といい、かなり直球を投げてきたなぁ……。そうなると、晶馬の…

ぼんぼり祭りと、いつか帰ってくる喜翆荘。 緒花の願いである「私はスイになりたい」と、孝ちゃんへの告白イベントがあったぼんぼり祭り。孝ちゃんとの再会シーンでは、良いから誰か孝ちゃんに喋らせてあげて！と言いたくなるくらいの緒花の突っ走りぶり。ま…

苹果ちゃんと晶馬、ガチでフラグが立っていた。 前回のラストでも登場していた夏芽の弟の「マリオ」を助けるために、真砂子もピングドラムの収集をしている模様。しかし、真砂子はピングドラムの半分しか持っていないらしい。ということは、バイクに乗ってピ…

喜翆荘を立て直すため、変わろうと決意する従業員。しかしそれ故に従業員同士でギスギスし、お客様でなく女将をみている仕事内容となってしまう。 そこでまさかの巴さん負傷。人手不足で旅館をまわせなくなってしまう危機に陥る。そこで、スイと和解し、皐月…

セブンアミュレットを使い起動させたギュスターヴで世界を焼き尽くそうとするブラックトレーダー様。変身能力が解除されたツインエンジェルでは為す術もない。そこで登場復活の変態仮面様！爆発は、我慢した！！ 一人ずつやる変身バンクに、謎の前口上付きの…

クロードの父親への感情と、鈴をつけた猫。 湯音の「頑張りたい」という気持ちとクロードの気遣いが空回ってしまうという、この作品らしい話での最終回。クロードと父親の関係性も、以前からの伏線を効果的に回収していて見事だった。 クロードの湯音関係と…

絵コンテ・演出・作監・一人原画：後藤圭二で、晶馬の事故の後日談。 とうとう苹果ちゃんはピングドラムを全部失い、夏芽真砂子が本格的に始動。 真砂子はどうやら冠葉の元カノというか「重い」女だったみたい。陽毬に語っていた「無い」プレゼントをことご…

ラスボスとの初戦。 孝一との再会シーンは1話の反復となっていた。でも「取れないコーン」にここまでメッセージを入れるどうなんだろう……。相変わらず無駄が無い脚本というか、使えるものはなんでも使うというか。 緒花はフラれたというのは勘違いだと気づい…

変態マスクが空に散っておちんこでる遥。テスラとナインがブラックトレーダーを止めに行っていることを知り、最終決戦が始まった。しかし、ポケテンの中に入っていた天使の涙を取られ、とうとうすべてのセブンアミュレットが揃ってしまう……。 ラス前だからか…

湯音の姉：汐音の話。 今まで何回か回想シーンでは登場していた湯音の姉：汐音の話を中心に、湯音の心情を掘り下げていた。ただ、何故湯音がパリに来たのかはよく判らなかったけど……。姉と同じような青い目を持つ人達が暮らす巴里に行き、姉と共に暮らせるか…

絵コンテ・演出・作監・一人原画：武内宣之による、陽毬の過去話。 OPに出てたピンク髪のイケメン：眞悧と、EDに出てたダブルHのヒバリと光莉の登場。 ここでOPのキャラを投入＆EDの意味の説明か。今回も情報量は多いが、「陽毬の過去」という一点に焦点を絞…

緒花と崇子の東京行きと孝一と皐月の映画鑑賞。 緒花と崇子が義理の姪・叔母関係で、孝一と皐月が将来の義理の母子となる訳か。今まで無かった組み合わせだなぁ。 ママンの暗躍によりプロデューサーを捕まえられたが、騙し取られた金を取り戻すことは出来る…

ツインファントムとの和解と、変態マスク空に散る。 幼少期の頃の火災が、今のツインエンジェルの起こしたことだと思っていなくて本当に良かった。そしてツインエンジェルとの和解が早い。1クールだから仕方ないか。 しかし変態マスクの私服はアレで良いのか…

クロードの親父の思い出と、幻灯機。 日本に居る湯音の姉の姿や、クロードの死んだ親父の影といった「目には見えないがみえるもの」を見せるのに「幻灯機」を使っていたということなのかな。アニメキャラがアニメを創るという自己言及みたいな構造も面白かっ…

雷鳴が轟く中、仁王立ちで夜這いを仕掛ける苹果！いやもうコレ夜這いでもなんでも無いよ！！ 「運命の為じゃ。子種をくれ」って戦国武将かよ！隆慶一郎の世界だよ！！ 本人が「ラストチャンス」と言っているだけあって、本編も西部劇やお父さん再婚やらあっ…

片思い宣言でホビロン復活、結婚式、喜翆荘閉める宣言。 これで晴れて緒花と孝は片思い同士になった訳か。なんて不毛な。 片思い宣言のやり取りは青春ポイントがかなり高かった。それを徹さんが聞いてしまうというのもこの作品らしい段取りの良さ。感動した…

ツインファントムとの闘い。 なんで日めくりロボなんて出したのだろうと思ったら、スカートめくりロボとして使うためだったのか。 というか、顔がモロバレしているのに、ナインだと判明する根拠は絆創膏なのね……。 変態仮面さんとか先生みたいに変装している…

クロードとカミーユの過去。 身分の違いと子ども故に状況が判っていないがために起こったすれ違い。 カミーユが淑女として成長したのも、このような経験があったからなのかな。 湯音がカミーユの立場に共感していたのも、この時代の女性観が影響しているのか…