輪るピングドラム 第11話

苹果ちゃんと晶馬、ガチでフラグが立っていた。
前回のラストでも登場していた夏芽の弟の「マリオ」を助けるために、真砂子もピングドラムの収集をしている模様。しかし、真砂子はピングドラムの半分しか持っていないらしい。ということは、バイクに乗ってピングドラムを奪ったのは真砂子とは別のグループ、ということか?それはやはりゆりのグループなのだろうか?色々と錯綜してきているので、種明かしがあるまではよくわからない……。
苹果ちゃんは、とうとう多蕗に媚薬を呑ませることに成功。しかし、晶馬に惹かれ始め、「運命」にも疑問を持ち始めていた苹果ちゃんは、プロジェクトMが成功しかかったのに逃げ出してしまう。
あそこの押し倒すシーンは、無駄に色気があったなぁ。石田彰の扇情的な演技の所為かもしれんが。つーか、なんで股間を隠すかのように木のシルエットがあるんだよ!w


ラストの生存戦略で、苹果姉と晶馬・冠葉の因縁があることが判明する。「16年前」と、地下鉄で強調されている「95」の数字、そして「あの事件」……。これは明らかに「1995年」のことで、「地下鉄サリン事件」のことについてのこと、だろうなぁ……。「カレーの日=姉の月命日=20日」というのも、事件が起こった「1995年3月20日」と符号するし……。今まで執拗なまでに「地下鉄」を描いていたのも、そういうことなのだろうか?こうしてみると、これまでのストーリーの見方が完全に変わってしまう……。
まさかここで90年代最大最悪の事件をテーマとして扱うなんて、正直予想していなかった。ポップで前衛的な雰囲気が、ラストで一気に暗くシリアスな感じとなっているというのも、このテーマを扱うにあたっての作戦なんだろうか。とにかく、幾原邦彦監督が今後どのようなストーリーを展開させていくのか、非常に楽しみだ。