輪るピングドラム 第12話

折り返し地点の12話で、色々伏線回収しまくり張りまくり。
前回の想像通り、「あの事件」とは地下鉄サリン事件だった模様。駅名といい、狂信者が起こした犯行っぽくみせているところといい、時間帯といい、かなり直球を投げてきたなぁ……。そうなると、晶馬の両親の姿がみえないのも得心がゆく。刑務所に入っているか未だ逃亡中かはわからないが、実行犯なら家に居ない訳だ。
そして、もう1回死んでしまう陽毬。生存戦略の描写は、キャッチーな意味でキャストオフしていた訳では無かったのね。これも結構直接的にセクシャルな描写となっていて驚いた。命を分け与える行為で、冠葉は以前にも行ったことがあるみたい。冠葉の過去の行動は気になることが多いなぁ。
「メリーさんの羊」風に語る、3人の過去。正直抽象的すぎてよくわからないが、晶馬と冠葉の罪を陽毬が被ってしまって病気になった、ということか。「女神様」の声を島本須美に演じさせるところが流石。
再登場する眞悧。陽毬の行く末も気になるし、「ピングドラム」の真の意味も気になる。色々と謎が判った部分も多いが、それ以上に謎が増えている印象。この出し惜しみ感、引っ張り感が凄い!