花咲くいろは 第25話

喜翆荘を立て直すため、変わろうと決意する従業員。しかしそれ故に従業員同士でギスギスし、お客様でなく女将をみている仕事内容となってしまう。
そこでまさかの巴さん負傷。人手不足で旅館をまわせなくなってしまう危機に陥る。そこで、スイと和解し、皐月までも従業員として参加することにより、従業員全員で原点に返ったサービスをすることとなった。
1話で様々なイベントを圧縮させたストーリー展開は相変わらずだが、それらを巧く捌いている脚本と演出は流石だった。
とうとう実現した親子三代での中居配膳のシーンは、今までいがみ合っていたのに「仕事」で繋がるという、この作品の「らしさ」が良く出ていた印象。
皆の仕事内容を見せるシーンも、キャラ数の多い中個性を出した演出がなされており、残り時間が少ないのによくやっている。ここにきて駆け足なのはちょっと残念だけど、まだ色々やり残した内容があるから仕方ないか。
以前もあったが、またもやスイの死亡フラグが出て少し心配……。特に予告での様子はヤバイのでは。
ラストの謎の賛美歌と、ぼんぼり祭りの風景を見せるシーンは、ラスト前にふさわしい締め方だった。