8月の映画履歴

今月は6本観た。
観た映画リスト

  1. コクリコ坂から
  2. きかんしゃトーマス 伝説の英雄
  3. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
  4. ツリー・オブ・ライフ
  5. ジャングル大帝 劇場版(1966年版)
  6. 鉄腕アトム 宇宙の勇者

以下、簡単なレビュー

きかんしゃトーマス 伝説の英雄

NHKで放送されていたものを観た。日本のきかんしゃヒロが登場する話。
一時間という短い尺ながらも巧くまとまっていた。海外は子供向けとはいえ脚本がしっかりしているのが良い。
何気にトーマスがCGになっていて驚いた。機関車の描写クオリティも高い。日本が描かれるときに、浮世絵調の絵柄になったのが面白かった。CGという3次元と浮世絵の2次元が不思議な調和をしていて見事だった。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

TVで放送されたものを観た。スイカのシーンがカット(スイカット)されていたりと細かいカットが目立ち、途中でクイズがあったりしたのだが、2年ぶりに観たヱヴァ破はやっぱり凄かった。ちなみに、クイズは2問間違えました……。
Twitterでの氷川竜介や平松禎史の裏話的な発言も面白かった。お祭り感があった。
「Q」は来年秋だそうだが、今から楽しみ。

ツリー・オブ・ライフ

映画館にて観た。テレンス・マリック監督・脚本による2011年カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作。
アート志向が高く哲学的要素満載で、エンターテイメント性皆無。かなり好みがはっきりと別れるだろう作品で、カンヌでも賛否両論だったそうだ。
ヨブ記」がテーマとしてあり、その知識があるとより楽しめる。謙虚なクリスチャンのところにも「死」は訪れる。では「祈り」は無意味なのか?人の嘆きが神に聞き入られることは無いのだろうか?
途中に入る宇宙のシーンと、隕石落下から始まる単細胞生物のシーン、そして古代生物が生まれ、胎児へと移る……といった、まさしく「生命の樹」的映像のクオリティには圧倒された。
また、クラシック音楽の使い方も素晴らしい。
メインのテーマは「父との確執」。宇宙的神秘、生命の根源に迫ったような巨視的視点から、家族という微視的視点へと移る展開は興味深い。
もっと詳しくレビューを書きたいが、そもそもレビューをうまく書けないタイプの作品であり、ヨブ記に関する知識不足もあり考察も難しい。

ジャングル大帝 劇場版(1966年版)

Gyaoにて視聴。1本の映画というよりもTVアニメの総集編のような感じの映画。というか、 wikiによると「テレビで放送していた『ジャングル大帝』の第1話と第41話を中心に再編集したもの」らしい。
放送禁止用語だから仕方ないが、おそらく「キチガイ」という台詞があっただろうところが空白になっていた。
昔のアニメ映画に特有の「挿入歌」が多用された演出があったり、動きが少ないリミテッドなアニメだった。
あと、動物達に農業をやらせる発想が凄いと思った。

鉄腕アトム 宇宙の勇者

Gyaoにて視聴。こちらも90分の映画というより30分の話×3といった内容。wikiによると「テレビ版の第46話・第56話・第71話を劇場用にブローアップし再編集した作品」らしい。
ストーリーは、「ロボットは死んだ子どもの代替物となるか?」「人とロボットの違いとは?」「兵器としてつくられたロボットはどうすればよいのか?」といったような、なかなかに重いテーマがあり考えさせられる。
ただ、単純にロボットの合体変形、宇宙人とのバトルといったアクションを楽しむことも出来る。
目玉が飛び出したりヒョウタンツギになったりとする漫画的表現や、カラーになるのさえネタにするギャグセンスといった手塚治虫らしい側面もみられた。