「魔法少女まどか☆マギカ」:考察中のこと

■魔獣について

世界の歪みは形を変えて、「魔獣」というシステムになった?
魔獣についてはまだ色々と考察中…。


■ラストシーン(12話Cパート)考察

参考URL:http://himarin.net/archives/2997867.html

・周りに人がいない、荒廃した荒野
→アレは結界の中ではないか?


・白かった翼が黒く濁っている
→今までの戦いで力を使い過ぎている。限界が近い。


・ほむらが死を覚悟して最期の特攻
→なんのために?
→祈りの為、世界を守るため?


・というかこのシーン何?
→Bパートで終わってたらなんか続きがありそうだから?
→余韻を作るため?


魔法少女の祈りについて

この物語では「祈り」が結果として上手く働かなかったケースが多い。
キュゥべえに願い、叶えられた祈り」「本当に叶えたかった願い」
この差異によって、「祈り」が上手く働かなかったのだろう。
おそらく「願った祈り」は「本当の祈り」を叶える為の手段として願ったのだろう。
しかし、手段しか叶えられずに本当の目的が達成されるとは限らない。
そんな少女達の祈りについて考察しようと思う。


…が、上手くまとまらないので、暫定的に簡単に。

■ほむら (10話より)

「本当に叶えたかった願い」
まどかを絶望の運命から救出すること。


「叶えられた祈り」
まどかとの出会いをやり直すこと。
しかし、やり直したからといって、まどかを救出できるとは限らない。
また、何度も「出会い」繰り返すことによって因果の糸が集中し、まどかは最強の魔女になってしまった。


■マミ(3話より)

「本当に叶えたかった願い」
独りぼっちではない、生を謳歌すること(?)


「叶えられた祈り」
事故のダメージの回復。
しかし、その事故により死んでしまった家族は蘇らない。
果たしてマミは「生存すること」だけが目的だったのだろうか。
まどか達と出会った時、実はマミは、心の中では独りで戦い続けることに限界を感じていた。
まどかはようやく出来た「仲間」だった。
尤もマミの場合は考えてる余裕さえ無く、あそこで死んでしまうよりは良かったのかもしれない。


■さやか(4話より)

「本当に叶えたかった願い」
上条と付き合える事


「叶えられた祈り」
上条の望みが叶うこと=怪我が治ること。
確かに望みは叶えられた。
しかしそれで彼が彼女に感謝するわけではない。ましてや彼女と付き合う訳ではない。*1


■杏子(7話より)

「本当に叶えたかった願い」
父の願いの成就。

「叶えられた祈り」
皆が父の話を真面目に聞くようになること。
しかし、父に「信仰の為ではなく、魔法の力で集まってきた」ということがバレて、激怒される。
その後父は酒に溺れ、頭がイカれてしまい、杏子独り残して無理心中をした。
杏子の祈りが家族を壊してしまう結果となった。
これは父=他人の都合を知りもせず、勝手に願い事をしてしまった所為である、といえる。


■まどか(12話より)

「本当に叶えたかった願い」
全ての魔法少女(=祈り)の救済。

「叶えられた祈り」
全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女を生まれる前に消し去ること。





願いが逆に叶えられたのではなく、手段しか叶えられなかった。
彼女らはその手段を用いて願いを叶えようとしたが、それができなかった。
まどかは手段と願いが一致した例だったといえる。



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*1:これはマミの台詞「上条に夢を叶えて欲しいのか?彼の夢を叶えた「恩人」になりたいのか?」があったので判りやすい。