花咲くいろは 第20話

文化祭後編。
緒花と菜子の共通点としても、仲直りのきっかけとしても、民子の板前志望の原点としても、ギャグとしても、恋の道具にしてもすべてにオムライスを使う脚本は凄いと思った。
無駄が無いというか、骨の髄までしゃぶりつくすというか……。マクガフィンと言ってしまえばそれまでなんだけど。
ギクシャクしてたクラスの皆となぁなぁな感じで仲直りする感じは、今時っぽいというかこの作品っぽいというか。結局菜子のクラスの人達は役目を押し付けたまんまっつーのもリアルな感じがした。ああいう展示系の出し物はほとんど人が来ないというのも!!
民子がせっかく勇気を出して「LOVE」と書いたのに、パフォーマティブにしか読み取らなかった徹さんに笑った。いや、確かに眼の前でケチャップで書いてくれないと、という気持ちはわかるが……。
ラストのキャンプファイヤーを、メイン4人は直接見てて、水野さんだけが窓を隔てて見てる、というのは巧い演出だと思った。その後、菜子が窓部分に入ってきて誘う、という流れも良い。
まぁ今後水野さんが出てくるかどうかはわからないが……。せっかく貴重な眼鏡っ娘なのに!!この作品の眼鏡は男ばっかだよ!!
いや、そういえば女将がたまに眼鏡かけてたな……。それでも眼鏡っ”娘”じゃないか。眼鏡ババァか。妙齢の未亡人眼鏡っ娘!ただし老眼鏡、みたいな。