BLOOD-C 第6話

「なら試してみよう(CV.野島健児)」で、規制入りまくりのバトル三昧。絵コンテ・演出:浜名孝行。
ネネがマミられたと思ったら、ノノが古きもの化。「友人が殺される」「友人が敵になる」展開はお約束といえばそうだけど、それを双子でやらせるとは……。まさかそのための双子だったのか!?
それと、文人さんの珈琲が、小夜が飲んだ後の反応といい飲んだ後急に眠ってしまった小夜といい、あからさまに怪しい……。睡眠薬的サムシングが入っていたのかな?そうなるとギモーブにも何が入っていたのやら。作品と絡めて考えられることは「血」が入っていたりすることだけど。
ネネが喰われるシーンと、ノノの「影」が街の人達を殺しまくる残虐シーンでは、かなり表現的に際どいところまでやっていたらしく相当規制されていた。殺される部分に光が差し込んでいてちょっとシュールだった。容赦無く街の人達が殺さる描写も飛び散りまくる鮮血描写も、一歩間違えばギャグになってしまうような演出なのに、ホラーでありながらどこか美しさを感じさせるような演出になっているのが興味深い。
学校の先生の反応や、とうとう喋った福山犬といった伏線張りも見事。
というか、もう完全に唄を歌って学園生活をキャッキャウフフする作品には戻れなくなっているな……。そう考えると、序盤の定型を繰り返すかたちはシリーズ通しての演出として相当有効だったわけか。
ともかく、ついに物語が動き出した感じがするので、先の展開が非常に楽しみ。