探偵オペラ ミルキィホームズ サマー・スペシャル

ゲームの続編が発売前から決定したり、待望のアニメ二期も決定したミルキィホームズの夏特番。
ちなみにBlogでは書いてなかったが、筆者は第一期ミルキィホームズはネ申アニメであると考えている。
冒頭の遠山咲、長谷川平乃、銭形次子の活躍から、本編ではあまり活躍シーンがなかったG3メインの話なのかな、と思ったらまさかのアイドルとなった小衣とドラえもんネタ!
というか1話にネタが詰め込みまくってて凄い密度!!この様々なネタの圧縮方法は「おねがいマイメロディ すっきり♪」にて、9分間で1話を成立させた森脇真琴監督らしい手法だ……。
また、演出・作監・原画(二原も)を担当した沼田誠也の作画の密度も濃い!!そしてアイキャッチの短い秒数の中に何枚の絵を投入しているんだ坂井久太!!
とうとう13兆になった小衣のIQ、結局トイズ復活してないダメダメ探偵ミルキィホームズキャンディーズ引退やさよならドラえもんといったパロディの数々、そして第一期の天丼となっている森・アーティオチと脚本に詰め込んだネタ密度も凄い。
久しぶりにミルキィやれて力が入りまくっていることがわかる1話となっていた。このカオス感こそミルキィらしい!!
作画的には、アイドル小衣のダンスパート、狭いG4執務室を空間グリグリして魅せる演出、バトルシーンでのさよならドラえもんのF的作画が素晴らしかった。
また、シャロの服のバックプリントに「486」=「シャーロック」、ネロのバックプリントの「NE6」=「ネロ」、ネロの帽子が横書きの「ハマ」で「横浜」、エリィの服に「L9」=「エルキュール」といった暗号が隠されていて笑った。
ちなみに、” To say goodbye is To die a little”とは、タイトルの元ネタであるレイモンド・チャンドラーの「ロング・グッドバイ」にある台詞らしい。
EDは絵コンテ・演出・作監沼田誠也で、これもまた凄い凝ってる。単純にキャラ数も多いし、キャラ特有のネタの仕込みも凄い数。キャラ独自の動きが多すぎてどこを見たらよいのかわからないよ!!また、沼田誠也のぷに萌えキャラ作画も素晴らしい完成度だった。

特別編が1話だけというのは悲しいが、その代わりあまりにも熱の入った濃厚な30分を楽しめた。というかこれ、1話でやる内容じゃないよねぶっちゃけ。2話くらいに分けてやる内容だよね。
あの凄まじい一期の最終回の後にこの内容だから、これは二期の期待も高まるなぁ。