THE IDOLM@STER 第20話

前回のラストから引き続き、シリアスな千早回。絵コンテ:高雄統子
OPも無く、ドン底からのスタート。千早の引きこもりっぷりと世間の騒ぎっぷりに少し違和感を覚えたが、それだけ千早人気が高かったということなのだろう。
千早を立ち直せるきっかけとなったのは、春香だった。今回は本当に はるちは 回だったなぁ。春香のお節介・ポジティブ思考を「迷惑」と言いつつも、その「迷惑」に助けられるという流れは、アイドルものというよりも「学園青春友情もの」な流れだった。プロデューサーにしても、プロデューサーというよりも学校の教師な感じだった。なんというか、不登校な生徒にお節介を焼く友人と彼女らを信じて待つ教師みたいな構図?
そして、ラストの復活ライブですべてを爆発させる。最後のライブに持っていくまでの流れを構築させる演出がとても巧いと思った。「始めはやっぱり歌えなかったのだけど、皆に支えられて復活を遂げる」というのも良い。きっかけを与えたのは春香だけど、仲間皆が力を合わせたから復活出来たという流れになっているわけね。プロデューサーが何もしていないようにもみえるが、ここは一緒に闘っている「仲間」が千早を救い出した、という所に意味があるのだろう。プロデューサーの立場は、あくまでも「信じて見守る」ということで。
今井麻美の歌も素晴らしかった。早い段階から伏線がありここまで構築してきたドラマに対し、見事に「歌唱力」で応えていた。とても感動的だった。