機動戦士ガンダムAGE 第9話

修理したMSがUEだったので勝手に動き出して、フリットは生身で宇宙(そら)へと旅立った。
オヤッさんがやけに早くGエグゼスを開発したのは闇の売人:ヤーク・ドレの伏線でもなんでもなく、エンジニア魂がそうさせただけだったことが判明。この世界の開発速度は一体どうなっているんだ?考えてみれば、「フリットガンダムを設計した」というのもムチャな話だし……。そんなプラモを改造するが如く手軽さでMSが創れるのだろうか?どんな技術力なんだよ。
無人で動き出すUEのMS。どうやら魔少年デジルが遠隔操作で動かしていたようだ。操縦桿らしきものも無かったことから、どうやら「思念」のみで動かしているみたい。戦場から離れて安全なところで戦闘機を動かすなんて、まるで戦争を「ゲーム」のように扱っているという印象を受けるが、実際こういう兵器の開発はされているんだろうな、と思う。
そして今回の突っ込みどころ、「生身で宇宙に出ても短い時間なら大丈夫!」問題。実際どうなんだろうね?「生身のまま宇宙に出ると血が沸騰する」とか「爆発する」とかは都市伝説なんだろうけど、実験する訳にもいかないからなんともいえない。それに、このアニメに限っては宇宙空間のことを考えるのは野暮な感じがするしなぁ。SFっぽく律儀に相対速度を考慮したり、生身でも整合性が取れるように説明台詞があったけれども。
結局UEとの戦闘は、「硬い敵を倒すために攻撃力を特化させた結果動きが遅くなって素早い敵に攻撃が当たりませんでした」という、如何にも「ゲーム的」な結末に終わった。あー、あるある。素早い敵には「攻撃力は低いけど速い動きが出来る装備」で立ち向かわなくてはいかないんだよね。本当、相変わらず戦闘が「ゲーム的」だなぁ……。
その後、グルーデックさんが罪を告白するも、前の艦長がゲス野郎だったこととクルーに軍人意識が少なめだったことが幸いして咎めは無しに終わり、エミリーが女として「見守る」という選択をし、大軍で攻めてきたUEとの戦闘が始まる……というところで終わり。
次回は総力戦みたいだけど、味方で頼りになるのがGエグゼスくらいで、ラーガンには専用機が与えられていないし、ザラムとエウバの皆さんはアレだし……でかなり戦力的に不安なのだけど大丈夫だろうか。まぁ敵に至ってはどれがエースなのかすら分からない状況だけど。
とにかく、戦闘シーンに期待したい。